こんにちは。
なないろ電気通信の T です。
『墨出し』という作業があります。
平たく言うと「任意または指定の基準から寸法を測り、目印を付ける」作業という事になるでしょうか。
コンセントやスイッチ、照明器具を設置する場所を指し示す目印を壁や天井に書き込む作業です。
これが物凄く重要な作業で、もし間違えると完成後に照明器具がピシッと綺麗に揃っていなかったり、歪んでいたり、コンセントやスイッチが使い勝手の悪い場所に付いたりして、お客様にお渡し出来ずやり直しになって、その墨を信じて作業してくれた職人さんや、他の職種の方たちにも迷惑が掛かります。
最近になってようやく、図面を見て寸法の取り方も分かるようになってきたのですが、最初の頃は「メーター墨って何ですか?」「通り芯って?」「FL?GL?何それ?」ってなってました。
今でも「墨を間違えたらどうしよう?」と緊張しますが、そうなると迷いが生じます。
で、迷って迷って結果、失敗するというパターンを何度も経験しました。
そして、失敗しない職人さんたちを見ていて気付きました。
墨出しに限らず、作業や工法の正しいやり方を身に付ける事で迷いがなくなり、結果失敗せず速く綺麗な仕事が出来るという事を。
(続く)