こんにちは。
なないろ電気通信の T です。
電気工事の作業に『皮剥き』があります。
ケーブルの被覆を剥いて、中の芯線を出す作業なのですが、ストリッパーという便利な道具を使えば、不器用な僕にも簡単な作業です。
ただ、職人さんたちは当然ストリッパーも使うのですが、あくまで作業効率を上げるためであって、なくてもハサミやペンチ、ニッパーなどで実に手早く器用に剥いていかれます。
最初の頃は手品か魔法をみているかのようでした。
配線をしている時に、通しにくい場所では通線棒やスチールの先にVAなどをスルスルとアッという間に芯線だけにして括り付けてしまいます。
ここを手早く行う事で作業もはかどりますし、狭い場所でもケーブルを通しやすくなります。
僕も何百回も練習して、ある程度スムーズに剥けるようにはなったのですが、職人さんたちには「遅い!!はい、交代!!」「危なっかしくて、見てられん!!」と言われてしまいます。
この『皮剝き』は僕の中で電気工事の花形作業の1つ、腕の見せ所の1つだと感じています。
(続く)